質問は、日本語だけでなく英会話でも重要かも
最近、ベストセラーとなった阿川佐和子さんの「聞く力」を読みました。
ものすごくざっくり適当に言ってしまいますが、事前に何を話そうときっちりシミュレーションして質問項目を考えたり準備していくと失敗し易く、逆に、その場の対応を中心として、相手の話をじっくりよく聞き、その中で興味のあることや疑問に思ったことなどを質問していくと、自然な流れでよく話を引き出せるし楽しくなる、という点がまず印象に残りました。
「~~力」ということで、いわゆるビジネス書のようなノウハウ集でも書いてありそうなタイトルになっているので、その点のミスマッチに対する不満がユーザーレビューでは若干みられましたが、読み易くて内容も自然と入ってきますし興味深い内容だったと思います。
・・というのはさておき、会話って、日本人でも苦手な人がいると思いますが、英語になってもそれは同じなのだろうなと、ふと思いました。
とりわけ、自由に扱える言語でない分、何を言ったら、、?のほかに、何て言えば、、?という問題もあって、なかなか積極的にしゃべりたくなくなってしまうものかなと。
で、何か質問されると、答えるのに必死になってしまって、相手に聞くことをあまりできずに、結果的に一方的な話(聞かれて答えるだけ)になりがちなのではないかと。
それでは尚更コミュニケーション以前の問題でしょうし、日本語の方が優先順位が高くなってしまいそうです。
でも逆に、質問する側・聞く側になれれば、随分余裕が出てきたりするんじゃないかなと思いました。
答える側だと、受身で、色々な質問に対して瞬時に答えなければならないですが、聞く側だと、ある程度の質問の仕方のバリエーションさえあれば、自分がそれほど話すボリュームもなく、そこそこ会話が続けられるようになるのではないかと。
勿論、相手の話を聞く力が求められますけど。
聞く側については、「質問力」とかそういう類の本も色々ありますし、質問をすることで話を引き出したり会話がスムーズになったり、というのはすでに十分一般的なことでしょうから、英会話にもそれが生かせると随分楽になるんじゃないかなと思います。
英会話、何を話したら・・?と思う場合は、まず何かしら質問してみるところから始めればいいんじゃないかな、と思います!